ガイド 05衝動買い
衝動買いをやめたいときの防ぎ方
衝動買いは、意志の強さより「買うまでの手間」で減らせます。カートに入れたら24時間待つ、決済の前に理由を1行書く、5,000円以上は人に聞く。それでも買って後悔したときは、ネット通販にはクーリング・オフがないので、まず返品の条件を確かめましょう。
衝動買いが起きやすい場面
衝動買いは、「急がされている」ときや「なんとなく見ている」ときに起きがちです。思い当たるものはありますか?
- セールの「残り○時間」「残りわずか」の表示を見たとき
- 「送料無料まであと○円」と出たとき
- 夜遅く、ベッドの中でスマホを見ているとき
- SNSで、好きな人が使っているのを見たとき
- ポイント○倍の日や、バイト代・給料が入った日
自分がどの場面に弱いかがわかれば、対策はぐっと立てやすくなります。
今日からできる衝動買いの防ぎ方
24時間ルール。 欲しくなったらカートに入れるだけにして、決済は翌日以降。1日たっても欲しければ買う、くらいのゆるいルールで十分です。
ワンタップで買えないようにする。 保存したカード情報を消す、ワンクリック購入をオフにする。少しめんどうになるだけで、勢いで買うことが減ります。
決済の前に、理由を1行書く。「何に使うか」を書けないものは、いったん保留。
金額のラインを決める。 たとえば「5,000円以上は、だれかに見せてから買う」。人に見せると決めると、自然と「どう説明しよう」と考えるので、それだけで頭が冷えます。
「送料無料まであと○円」は計算してみる
たとえば送料が550円で、「あと700円で送料無料」と表示されたとき。700円のものを足すと、送料を払うより150円多く払うことになります。足したものが本当に必要なら得ですが、そうでなければ送料を払ったほうが安くすみます。
衝動買いを後悔したら、まず返品の条件を確認
「やっぱりいらなかった」と思ったら、まずは返品できるかを確かめます。
通信販売には、クーリング・オフ制度はありません。
国民生活センター
ただし、ネット通販でも、返品についての特約(「返品不可」などの決まり)が表示されていなければ、商品を受け取った日を含めて8日以内なら返品できます(特定商取引法 第15条の3)。この場合、返品の送料は自分で負担します。特約があればそちらが優先されるので、買う前に「返品について」の欄を見るクセをつけておくと安心です。
返品できないものは、フリマで売る、友だちに譲るといった方法もあります。そして後悔した買い物は、次のルールづくりの材料に。「深夜に買ったものは後悔しやすい」とわかれば、深夜はショッピングアプリを開かない、と決められます。
無駄遣いをやめたい人は「1週間の買い物メモ」から
無駄遣いをやめたいときは、まず1週間、買ったものを全部メモしてみてください。品名・金額・満足度(○△×)の3つだけでOKです。
| 品名 | 金額 | 満足度 |
|---|---|---|
| コンビニの新作スイーツ | 380円 | ○ |
| セールのTシャツ(似た色を持ってた) | 1,990円 | × |
| 推しが表紙の雑誌 | 1,100円 | ○ |
※例です。
×がついたものに共通点があれば、それがあなたの「無駄遣いのパターン」。○のものまで我慢する必要はありません。
買う前に、ひと稟議
「5,000円以上は人に見せる」を、そのまま形にしたのがポチまてです。品名・金額・理由・代わりになるものを書いて出すと、ほかの人が承認か却下のハンコを押してくれます。
- 品名
- タイムセールのスマートウォッチ
- 金額
- 8,980円
- 理由
- 残り2時間で30%オフ。歩数を記録したい。
代替案スマホの歩数計アプリ(無料)
却下されました。決裁の理由(例)
- 却下歩数だけならスマホで足りる。セールはまた来る
欲しい気持ちそのものとの付き合い方は、物欲を抑える方法7つにまとめています。
一人で抱えこまないで
よくある質問
衝動買いしてしまうのはなぜ?
理由は人それぞれですが、「残り○時間」「残りわずか」のような表示に出会うと、考える時間が短くなりがちです。まずは、自分がどんな場面で買ってしまうかを知ることから始めましょう。
衝動買いした服、返品できる?
ネット通販なら、返品についての特約が表示されていればそれに従い、なければ商品を受け取った日を含めて8日以内は返品できます(送料は自分で負担)。お店で買ったものは、返品できるかどうかをお店に確かめてください。
衝動買いがやめられないのは病気?
この記事では判断できません。やめたくてもやめられない、生活や支払いに困っているときは、厚生労働省の依存症についての案内や、消費者ホットライン「188」など、相談できる窓口を使ってください。
無駄遣いをやめたい。まず何から始めればいい?
1週間、買ったものを全部メモするのがおすすめです。品名・金額・満足度(○△×)の3つだけでOK。×がついたものの共通点が、やめたい無駄遣いのパターンです。
疲れていると、つい買い物してしまう
「カートに入れるまではOK、決済は翌日」と決めておくと、楽しみは残しつつ勢いだけの買い物を減らせます。買い物以外で気分を変える方法(散歩、お風呂、好きな動画など)を1つ決めておくのもおすすめです。
出典
数字や制度の説明は、次の資料をもとにしています(2026年10月25日に確認)。